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まちライブラリー通信 第一号(2019年1月)

通信

新しい年が始まりました。本年もよろしくお願いします。

2019年1月年初の段階で、まちライブラリーは約660ヵ所近くになりました。1年で130カ所程度増加しているペースです。昨年は北海道から九州まで全国いろいろなまちへうかがうことができ、たくさんの人との出会いを得ました。お話を聞かせてくださった皆さん、本当にありがとうございました。

中には、まちぐるみで進めているまちライブラリーもあり、昨年は岩手県雫石町、埼玉県鶴ヶ島市、兵庫県加西市、岡山県津山市を訪問することができました。お話を伺う中で、同じ活動をやっていても「楽しい、楽(らく)」という人と、「負担だ」と思う人の大きく分けて2通りあることが見えてきました。

まちライブラリーは結果を追うのではなく、あくまでもそのプロセスを楽しみ、その中で、やる気を起こしたり、気づきを得たりする活動です。出会った皆さんのお話からそのことを改めて振り返ることができました。今年は私自身もその原点を確認し、再挑戦の年にしていきたいと思っています。

まちライブラリーをやっている人の約7割が個人で、約3割が団体や企業、行政の運営です。全体の1割ぐらいは閉館しているところもありますが、辞めた人の中にも気付きがあることもわかってきました。たとえ形のうえで継続していなくても、結果的にこれを機会に自分らしさを見つけることができればそれもいいと思います。

企業や行政が運営に関わるまちライブラリーでは、新たな挑戦が始まっています。9月にオープンする東大阪市文化創造館で新たなまちライブラリーが誕生し、大阪ではまちライブラリー@大阪府立大学、まちライブラリー@OIC(立命館大学大阪いばらきキャンパス)、まちライブラリー@もりのみやキューズモールに続いて4つ目の大型のまちライブラリーとなります。東京では、2019年11月頃に南町田の駅前にできる商業施設と公園の境目にコミュニティセンターができ、その中にスヌーピーミュージアムが運営するカフェとまちライブラリーが誕生する予定です。

 

また、北海道千歳市ではまちライブラリー@千歳タウンプラザが3年目に入ったのを機に、小さな巣箱型のまちライブラリーを市内に広める活動をしていきたいと思っています。 香川県丸亀市では、地区センターにもまちライブラリーができ、市のコミュニティセンターに拡大していければという活動になってきています。

私の個人的な活動としては、2016年以来、大阪府立大学大学院で、まちライブラリーを地域の場づくりのひとつとして研究してきましたが、その成果を研究論文にまとめる段階に入ってきました。皆さんから現場の声を聞かせていただくことがさらに多くなるかもしれませんので、よろしくお願いいたします。

現代のグローバル化した社会の中で、存在感を持てないという個人が新たな意欲をもって楽しく生きていく方法がないかとスタートした活動でしたが、研究をとおして、楽しさやワクワク感が極めて人生にとって大事なのだということに、改めて気付かされています。そうした喜びをもってやっている人たちの事例などをまちライブ04号で報告する予定です。春先には発行できると思いますので、ぜひご一読ください。

今年も関西地区では4月~5月にブックフェスタを行います。積極的に参加していただき、一緒に楽しみましょう。期間中にはマイクロ・ライブラリーサミットも開催しますので、全国のマイクロ・ライブラリー活動の一環としてご自身の活動を紹介したいという方はぜひ報告してください。また関東地区や他の地区での報告会も企画中ですので、そちらにもぜひ参加していたければと思います。

これまでのまちライブラリーの活動をとおして、人間が自分に自信を持って生きていこうとする中で、楽しい人の周りに人が集まりそれがその人の生甲斐になるということに気付かされました。私もまちライブラリー全体を楽しくまとめていきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2019年1月

まちライブラリー提唱者 礒井純充

HP:http://machi-library.org/

Email : MSJ00657@nifty.com
Tel:03-6406-6201

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