シリーズ 著者に聞く! 第2回
『つながるカフェ コミュニティの〈場〉をつくる方法』
著者 山納 洋さんとココルーム代表 上田假奈代さんに聞く
本シリーズは、本の著者を招いて直接質問をぶつけ、本には収めきれなかった知識や経験を聞きだそうという試みです。
今回は、『つながるカフェ コミュニティの〈場〉をつくる方法』(学芸出版社)の著者 山納 洋さんと、NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)代表であり詩人の上田假奈代さんがスピーカーです。
山納さんが上田さんに声をかけ、「圧倒的な他者を日々迎え入れる懐の深さと覚悟を、みなさんに知ってほしい」と実現しました。
山納さんのいうカフェは、人と人とが出会い、ゆるやかに社会とつながる「場」です。こうした「場」を成立させるための機微や方法論が、著書には丁寧に書かれています。
上田さんも、6/25に著書『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム』(フィルムアート社)を刊行されます。
「場」の主催者や運営者にとって、日々悩み、疑問に思っていることを投げかけるとてもいい機会です。
知らず知らずのうちに人との関係が固定化し、コミュニティが停滞してしまうことは往々にしてあります。開かれつつも魅力的な場づくりがどうしたらできるのか、お二人の言葉から多くのものが得られるのではないかと思います。
質疑およびスピーカーを交えた交流会(任意)の時間も設けます。皆様の積極的なご参加をお待ちしています。
スピーカー:
山納 洋(やまのう・ひろし)common cafeプロデューサー
1993年大阪ガス株式会社入社。神戸アートビレッジセンター、扇町ミュージアムスクエア、メビック扇町、大阪21世紀協会での企画・プロデュース業務を歴任。2010年より大阪ガス近畿圏部において地域活性化、社会貢献事業に関わる。一方でカフェ空間のシェア活動「common cafe」「六甲山カフェ」、トークサロン企画「Talkin’ About」、まち観察企画「Walkin’ About」などをプロデュースしている。著書に『common cafe』(西日本出版社、2007年)、『カフェという場のつくり方』(学芸出版社、2012年)がある。
上田假奈代(うえだ・かなよ)
詩人/NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)代表
Photo:森善之
1969年奈良生まれ。3歳より詩作、17歳から朗読をはじめる。1992年から全国で障がいをもつ人や子ども、 高齢者など幅広い対象に向けてむけて詩のワークショップを行う。2001年「詩業家宣言」を行い、さまざまなワークショップメソッドを開発し、全国で活動を行う。2003年ココルームを立ち上げ、「表現と自律と仕事と社会」をテーマに社会と表現の関わりを探る活動を開始。2008年大阪市西成区(通称・釜ヶ崎)に拠点を写し、「インフォショップカフェ ココルーム」を開設、喫茶店のフリをして活動を行う。2009年「カマン!メディアセンター」を開設。2012年「釜ヶ崎芸術学校」プロジェクトを開始、2014年にはヨコハマトリエンナーレ2014に参加。2016年ゲストハウス事業を開始。地域に開かれた様々なアートプロジェクトを展開している。大阪市立大学都市研究プラザ研究員、2014年度 文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞
6月25日に、ココルームの活動記録と精神性、社会への提案書をまとめた『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム』(フィルムアート社)を刊行。
http://filmart.co.jp/books/society/life/cocoroom/
書籍紹介:
『つながるカフェ コミュニティの〈場〉をつくる方法』山納 洋 (学芸出版社)
コミュニティカフェを開けば、イベントで人を集めれば、「場づくり」になるのか?人が出会い、つながる「場」は、どのように立ち上がるのか?
著者自身の場づくりの経験と、自身が訪ねたカフェや場づくりの実践者への取材による豊富な事例を通して、「人が成長する場」、「他者とつながる場」、「創発を生む場」を成立させるための機微と方法論を掘り下げました。
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1361-0.htm
【開催概要】
日時:2016年6月22日(水)
18:30~20:30 トーク (20:30~懇親会があります)
参加費用:1500円(ドリンク付) *懇親会費用別途3000円
定員:40名
会場:まちライブラリー@もりのみやキューズモール
(大阪府大阪市中央区森ノ宮中央2丁目1-70)
主催:まちライブラリー、Go-Betweens
協力:学芸出版社
【お申し込み方法】
Google申し込みフォームから必要事項を記入の上、お申し込みください。
http://goo.gl/forms/
・イベント一覧の下に「【お申し込み】シリーズ 著者に聞く!」のチェックボックスがあります。
・懇親会参加の場合は、✔︎をつけてください。
【本のテーマ】
コミュニティ、場づくり もしくは オススメの本
・まちライブラリーでは、本の紹介を通して人的交流を図ります。
・持参いただいた本はまちライブラリーに寄贈いただきます。