一般社団法人まちライブラリーが、公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会主催の2024年度日本PR大賞「シチズン・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、2025年1月23日に表彰式が行われました。
日本PR大賞は、日本パブリックリレーションズ協会(PRSJ)の公益事業として、パブリックリレーションズの普及・浸透のために、「企業と社会の共生」、「公益の実現」などに貢献した人・組織を表彰する制度です。今回受賞した日本PR大賞「シチズン・オブ・ザ・イヤー」は「長年にわたり企業や市井で独創的な広報・PR活動を実践し、広く社会や地域あるいは団体の発展に寄与し、奨励に値する成果を収めた個人または団体」を認定・顕彰するものです。
授賞理由
今回の授賞理由について、「まちライブラリーは、『本』を中心に緩やかに人と人が繋がる自然体のコミュニティで、本が単なる読み物ではなくコミュニケーションのツールとして機能し、地域のステークホルダーの結束を強める役割を果たしている。提唱者は森ビル出身の礒井純充氏で2011年に開設。誰でもオーナーとして始めることができるため設置者は個人が6割を占め、現在はMUFG PARKをはじめ全国に1200か所以上に広がっている。パブリックリレーションズの観点で優れた取り組みであり、高く評価される」としています。
受賞挨拶
表彰式で、礒井は「まちライブラリーは2011年に私自身の個人的な居場所づくりとして始めましたが、私ひとりでやっているわけではなく、多くの方に広がっている活動に目を向けていただけたこと、本日、東京近郊で活動しているまちライブラリーの仲間たちが集い、この賞を授与される喜びを共有できることを大変嬉しく思います。十数年前には、社会に役立つことをやろうとは思っていませんでした。サラリーマンとして燻って生きていくのか、ひとりでも何かできることがあるのか、そんな逃げ場づくりだったと思います。ただ現代社会のなかで、同じように感じている方がいらっしゃることが、今回証明できたと思いますし、そんな方がひとりでも元気になって、ちょっとでもいい社会になれば活動をはじめた甲斐があるなと思います。今回の受賞でみなさんに背中を押していただいた。これが私にとってとても嬉しく光栄なことです。あらためてこの活動を支えてくださっている多くの仲間やスタッフの皆様に深く御礼を申し上げます。どうもありがとうございました」と挨拶。
「まちライブラリー」オーナーのみなさん、利用していただいているみなさん、支えてくださっているスタッフのみなさんと共にいただいた今回の受賞だと感謝しています。
日本PR大賞とは
日本PR大賞は、1998年度に「PRパーソン・オブ・ザ・イヤー」として開催され、2012年に公益財団法人への移行を記念して従来の「PRパーソン・オブ・ザ・イヤー」に加え、「PRシチズン・オブ・ザ・イヤー」が新設されました。現在はそれぞれ、日本PR大賞「パーソン・オブ・ザ・イヤー」と日本PR大賞「シチズン・オブ・ザ・イヤー」と呼称し、年1回顕彰しています。
今回まちライブラリーが受賞した日本PR大賞「シチズン・オブ・ザ・イヤー」は、過去には、受刑者のアイドルと呼ばれている女性歌手デュオのPaix²(ぺぺ)さんや、子どもたちが困難な状況におちいらない未然予防の取組みを行っているNPO法人全国てらこやネットワーク、COVID-19発生以来、自国に戻ることのできない多くの在日外国人に向け多言語支援を迅速かつ継続的に行ってきたCOVID-19多言語支援プロジェクト、“熊本県の営業部長兼しあわせ部長”で熊本県マスコットキャラクターのくまモンが熊本地震からの復興のシンボルとして精力的に活動を続け、被災生活を送っている人びとを勇気づけた、として受賞しています。
日本パブリックリレーションズ協会 日本PR大賞 https://prsj.or.jp/personcitizen/
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