まちライブラリーの活動を始めて3年。企業のなかでの成功と挫折、その後の若き師匠との出会いにより自分自身を見つめ直し気づいたことや、多くの人たちに支えられて、だんだんと形作られていったまちライブラリー。活動の黎明期、そこで出会った人々、さまざまなまちライブラリーの事例に加え、マイクロ・ライブラリーサミットの開催に至るエピソードには「個人」の力がどれだけ大きな力に変わっていくかという著者自身の思いが込められています。まちライブラリーをはじめたい人の必読書です。
2015年1月1日発行
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まえがきから
まちライブラリーとは、メッセージを付けた本を持ち寄り、まちのあちこちに小さな図書館をつくり、人と出会おうという活動です。
この活動を始めてすでに三年の月日が経ちました。その間、全国に120ヶ所以上誕生し、仲間もどんどん増えています。
「本で人をつなぐまちライブラリーというのはどういうこと?」
「本好きの集まりですか? 本が好きでもない私でもやれるの?」
「まちライブラリーを始めるにはどうしたらいいの?」
たくさんのご質問やお問い合わせをいただきます。
関心を持っておられる人に、これまでのまちライブラリーの歩みや全国各地にあるまちライブラリーをご紹介しながら、私の思いや願いを共有したいと思い、この本を作りました。