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マイクロ・ライブラリーサミット2017 当日の様子

マイクロ・ライブラリーサミット2017

5回目となるマイクロ・ライブラリーサミット2017は、北海道から沖縄まで全国から想いのつまった16館のライブラリーが集まりました。

日時:5月27日(土)10:30〜18:00
(10:00〜受付開始、終了後 交流会)

場所:大阪府立大学 I-siteなんば
資料代:1,000円(交流会参加の方は別途3,500円)

主催:まちライブラリーブックフェスタ2017 in 関西 実行委員会

共催:公立大学法人大阪府立大学
後援:一般財団法人森記念財団、大阪府立大学観光産業戦略研究所

 

当日のレポートです!
事務局メンバーや、当日ボランティアスタッフのレポーターの方のFacebook投稿をまとめました。

 

オープニングセッション 「マイクロ・ライブラリー 歩みと現状とこれから」

今までのマイクロ・ライブラリーサミットの振り返りと、
最近の動向などをまちライブラリー提唱者礒井がお話いたしました。

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1時間目「まちの隙間を埋めるマイクロ・ライブラリー」

・港北あちコチまちライブラリー(横浜・港北区)(小林圭子)

・まちライブラリー@三鷹中央通り (東京・三鷹市) (木下豊、大野玲子)

・まちライブラリー@水上家 (沖縄・那覇市) (郷慎久朗)

港北、三鷹、沖縄の3つのライブラリーの方にお話していたただきました。
地域での広がりが出てきているという良い面もお話されていましたが、一人で続けている中での課題、ライブラリーの終わらせ方など、赤裸々な相談も投げかけられていました。

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2時間目「本で遊ぶマイクロ・ライブラリー」

・アソートボックス (大阪市内)(高木奈津美)

・初恋書房〜本で遊ぶ企画部〜 (福井市内)(高嶋由衣、市波 真祐姫)

アソートボックス、初恋書房の2つのライブラリーから、トークや音楽のライブ、本を使った遊びなど、本の敷居を低くするための活動をご紹介して頂きました。
遊びを取り入れることで、本だけでなく人ともつながることができるのが、良いと思いました。

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3時間目「地域に根ざしたマイクロ・ライブラリー」

・かわだ尾花屋まちライブラリー(福井・鯖江市)(佐々木春信)

・まちライブラリー@龍馬館IN京田辺 (京都・京田辺市)(西川幸子、有地淑羽)

かわだ尾花屋まちライブラリー、まちライブラリー@龍馬館IN 京田辺の2つのライブラリーから、昔は商家や本屋だった場所がまちライブラリーと活動するなかで再びに地域の人が集まる場所になりつつある活動の紹介をしていただきました!
ベリーダンス、地域の子ども会のパーティー、地域のお話し会、大学生の参加など様々な活動を伺い、なりゆきまかせとおっしゃりながら、なりゆきだからこそ、地域に必要な存在になりえているのかもしれません!

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4時間目「温泉を活用したマイクロ・ライブラリー」

・銭湯ふろまちライブラリー (東京都内)(高橋正和)

・佐賀・古湯温泉/泊まれる図書館「暁」(佐賀市内)(白石 隆義)

銭湯ふろまちライブラリー(in そしがや温泉21)。
銭湯に図書館を作ろう!
バスクリンを作る会社の原点と言うことで、銭湯の魅力を発信していました。
銭湯の良さは、人のつながり、コミュニティーがあったところ。
もっと濃くなる取り組みはないか?ということで、図書館を作ることに。
やってみると、今までの銭湯にはあり得ない光景ができました。
親が子に読み聞かせを聞かせる光景が、待合室で起きるようになりました。
佐賀・古湯温泉/泊まれる図書館「暁」。
温泉街の古い民家を改装して泊まれる図書館を作りました。
「ボクが都会に疲れてきて」ほしくなった場所。
古本屋をやっていて、お客さんと雑談していて思いついたアイデア。
楽しそうだな、というのをイラストを描いてもらって演出して、そそのかされた人が手伝ってくれました。
温泉街の評価は、知られて良かった、でも自分で利用するというのは少ない。食べ物があったら、、という声があったので、食べ物イベントとしてアンコnightをやたら、人がきてくれました。
この二つの図書館は、古いものと普通ありあえない光景を掛け合わせることで新しい光景ができてますね〜

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5時間目「本が活きる空間があるマイクロ・ライブラリー」

・本庫HonCo(秋田市内)(天雲成津子)

・人文系私設図書館Lucha Libro(奈良・東吉野村)(青木真平、青木海青子)

だれにでもベストはない。だからこそ会員制。入会審査あり。会員制私設図書館「本庫 HonCo」

スローな暮らしを求めて東吉野村へ。山の中で出会う「人文知」。人文系施設図書館 Lucha Libro

どちらも本の持っている知の力を感じました。

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6時間目「暮らしと学びをたすけるマイクロ・ライブラリー」

・まちライブラリー高岡多読(富山・高岡市) (中村順子)

・梟文庫 (京都市内) (西尾美里、西尾新)

まちライブラリー@高岡多読は、英語の多読を勧める場としてライブラリー、
まちライブラリー@梟文庫は、生活を豊かにするための学びあいをテーマに、様々なイベントを開催されています。
対象を限定しない、来ている人を大事にすることで、その人からの口伝てから、新たな人との出会いにつながるのかも知れません。
また、登壇者から投げかけられた質問に対して、他の登壇者からも回答があり、サミットにはこんなメリットもあるんだなあと実感しました。

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7時間目「医療・福祉に寄り添うマイクロ・ライブラリー」

・まちライブラリー@ほのぼの文庫(兵庫・西宮市) (小川登久、清水三季)

・まちライブラリー@ふくやま病院(兵庫・明石市) (譜久山剛)

ここでは「医療・福祉に寄り添うマイクロ・ライブラリー」と題して、一人の利用者さんの思いから始まった「ほのぼの文庫」、病院の移転をきっかけにライブラリーを作った「ふくやま病院」の2つのライブラリーの方からお話して頂きました。
施設の中にライブラリーを作ることによって、地域とのつながりができてきて、施設がより身近になるのが良いですね。

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スペシャルセッション

「中心市街地の活性化を担ったマイクロ・ライブラリー〜まちライブラリー@千歳タウンプラザの挑戦〜」

(小澤徹、久重薫乃)

まちライブラリー@千歳タウンプラザのディベロッパーとまちライブラリーのお二人の発表です。

千歳タウンプラザは、昔は千歳市の繁華街。
今は、閑散としたところになっています。千歳空港から4kmくらい。
スーパーが郊外化して、中心街が空洞化しました。
周辺地域の活性化を目的として、千歳タウンプラザとして再生に取り組むことに。
1階に、まちライブラリーが入っています。
千歳市として、図書の貸し出しが非常に多いことが、まちライブラリーをやる理由の一つでした。
地下にパークゴルフを入れました。3世代が利用できるように。
オープン前、年間2万人の利用者だったのが、一ヶ月で2万人。
こういう人の集め方ができるんだな、というのが正直な感想です。

まちライブラリー@千歳タウンプラザは、みんなのコミュニティカフェになることを目指しています。
テスト期間になると、学生がたくさんになります。
・飲み物、食べ物の持ち込みが可能
・BGMがかかっている。
・会員以外でも入れる。
・毎日あいている。
こういったところが大人気の理由ではないか。
サポーター会議を毎月開いています。
やってほしいことではなく、「やってみたいこと」がポイント。
やってほしいことになると、誰かに任せちゃうので、やってみたいことにすると、主体的に取り組むことになるから。
自分ではできないけれど、アイデアを出します。
サポーター会議で協力者を募るといったことが起きています。
色んな人が参加できるように心がけています。
色々話していると、実は近所だったんだよね、とか学校同じだったねと言うことがわかって、つながりが生まれています。
楽しんで利用してもらって、中学生が高校生にとか、上に上がっても、利用してもらえればいいな、というのを目指してやっています。

「これだけ地元の人に意見があったんだな。」
「何か、できるんですか?問い合わせがあって、イベント埋まっていきます」

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マイクロ・ライブラリーアワード授与式

大阪府立大学 石井実(大阪府立大学理事・副学長)

まちライブラリーブックフェスタ2017 in 関西 実行委員会 橋爪紳也(実行委員長/大阪府立大学大学院教授・同大学観光産業戦略研究所所長 )

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ポスターセッション交流会

それぞれの特徴あふれる展示コーナー!

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ファシリテーター

磯 勝己(大阪府立大学観光産業戦略研究所客員研究員、 観光系専門学校図書館司書)

礒井 純充(まちライブラリー提唱者、一般財団法人森記念財団普及啓発部長、大阪府立大学観光産業戦略研究所客員研究員)

乾 聰一郎(奈良県立図書情報館図書・公文書課課長)

領家 誠 (大阪府健康医療部健康医療総務課長、関西ネットワークシステム世話人)

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